AT3の徒然日記

アラフォー医師の日々思ったことナドナド

フロセミドについて

フロセミ

言わずと知れたループ利尿薬。

 

Na、K、Clの再吸収ブロックして利尿効果を上げる。

今でも心不全、肝硬変で利尿かける時の中心。

最近勉強し直すと知らない事がいっぱい。

 

⚫︎フロセミドはアルブミンとくっついて作用する。

つまりアルブミン低いと効果もひとつってこと。

えー肝硬変の時は?

アルブミン低いよ?

そこんとこどうなの?

 

答え

だからアルドステロンが第一選択

ダメなら次にフロセミドとかサムスカ使ってね。

 

なーるほど。

 

ちゃんと肝硬変のガイドライン読みます。すいません。

 

⚫︎フロセミドは有機酸なので尿酸排泄と同じ所に競合してしまう。

→つまり尿酸が溜まりやすくなる。

 

ずーっと脱水っぽくなるから上がるのかと思ってました。

 

⚫︎フロセミド使い続けるとClも減る。

→するとJG細胞活性化

→レニン分泌

→アルドステロンぶっしゃー

→Na吸収+K排泄して血圧上げちゃうYO!

→偽性バーター。

 

⚫︎内服から静注の時は

内服:静注=2:1

 

んー勉強になりました。